ここ数年、日本の離婚率は30%に達している。うち、恋愛結婚の離婚率は40%と高いのに対し、お見合い結婚ではたったの10%に止まっている。このような大きな差はどこから生まれるのだろうか。
日本の厚生労働省が驚きのデータを発表した。2009年日本では、毎日693組の夫婦が離婚しているという。2分に1組の夫婦が他人になっている計算になる。
日本の既婚者では、4組に1組ができちゃった結婚である。20歳未満の既婚者では、80%以上が子供ができて結婚している。「できちゃった結婚」の日本の父母は気持ちの準備ができておらず、責任感に著しく欠けている場合が多い。
こうみてくると、お見合い結婚の夫婦に離婚率が低いのは、突き詰めるところ以下の点に理由があるようだ。
一、お見合い結婚では、両方が理性的に相手を観察できる。
恋は盲目とよくいわれるとおり、恋愛をしていると感情で眼が曇り、2人の間のことについて賢い判断ができないものだ。しかし、お見合いから交際を始めた人は、結婚を目的としているので、配偶者としての角度から理性的に相手を見ることができる。
二、お見合い結婚をする人は結婚について合理的な交流ができ、適切に相手の結婚観や姿勢を知ることができるので、結婚後に意見が食い違うことが少ない。
三、お見合い結婚をするカップルは、一般的にある程度の年齢に達しており、慎重に選択するので、婚姻関係は確かなものになりやすい。
四、お見合い結婚の人は、感情や生活で他の人の意見をよく聞き、媒酌人など当事者以外の意見も聞くことができる。そのためお互いに冷静な態度を維持できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月18日