中国、韓国と協力して麻薬密売組織主犯格逮捕

中国、韓国と協力して麻薬密売組織主犯格逮捕。 中国公安部の公式サイトによると、公安部はこのほど、韓国警察と協力し、国際麻薬密売組織の主犯格・崔永森容疑者の身柄を確保…

タグ: 麻薬密売,麻薬

発信時間: 2012-08-29 14:18:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国公安部の公式サイトによると、公安部はこのほど、韓国警察と協力し、国際麻薬密売組織の主犯格・崔永森容疑者の身柄を確保。18日に、中国に護送した。「人民日報」のニュースサイト「人民網」が報じた。

今回の逮捕劇は、中国が7月から、米国や日本、韓国、オーストラリアなど23カ国と連携して、国際的な麻薬犯罪根絶運動を展開して以来、犯人確保につながった大きな成果の1つとなった。

中国の公安機関の調べによると、崔容疑者をリーダー格とする麻薬密売組織は2009年-10年10月の期間、中国吉林省で、大量の覚せい剤やアヘンなどの麻薬を相次いで密輸。同省や黒竜江省で密売した。その後11年1月-12年1月の1年間に、同組織のメンバーである王明志容疑者ら5人が吉林省集安市で逮捕された。しかし、主犯格とされる崔容疑者は韓国に逃走していた。

公安部が11年より組織・展開しているインターネットを利用した捜査活動において、公安部は韓国警察に崔容疑者が韓国に逃走した関連の証拠を提出。韓国警察のその後の調査で、仲間が逮捕されたことを知った崔容疑者は、韓国政府に対し「政治亡命」などの手続きを取り、韓国に潜伏していたことを突き止めた。その後、捜査は膠着(こうちゃく)状態になっていたものの、7月14日に国務委員の孟建柱・公安部長が韓国を訪問。韓国側に崔容疑者の逮捕に向けた協力と送還を要請。問題を重く見た韓国側も直ちに、逮捕に向けた捜査活動を手配した。そして、今月9日夜、韓国南西部の光州(クァンジュ)市の工事現場で崔容疑者の身柄を確保。17日、中韓の法執行部門が首都ソウルで手続きを行い、20カ月に渡って逃走し続けていた崔容疑者の身柄が中国側に引き渡された。18日、崔容疑者は中国に護送され、今後裁判を受ける。

公安部の関連の責任者によると今年、中国の警察は、国際的な協力を通して、米国やミャンマー、ベトナム、ラオス、香港、台湾などの特大麻薬犯罪事件14件を解決。勢力を伸ばそうとする国際的な麻薬犯罪活動の根絶に向け、成果を挙げている。

「人民網日本語版」2012年8月28日

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