中国 外来種による損失が年間1200億元

中国 外来種による損失が年間1200億元。

タグ: 上海ガニ,生態系,損害,オオブタクサ

発信時間: 2012-09-13 11:07:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

最近、ドイツでは上海ガニが頭痛の種となっている。上海ガニが当地の生態系に根付いた結果、魚網を破ったり、魚を殺したり、堤防を破壊したりなどの損失が生じ、金額にして8000万ユーロの損害となっている。同様に8月末、北京懐柔貯水池などの水源保護施設周辺で、“植物キラー”との悪名高いオオブタクサが出現している。オオブタクサは中国で初めて認定された16種類の有害外来種のひとつで、花粉症をもたらすだけでなく、農作物にも有害となる草である。

世界各国が外来種の侵入に悩まされており、外来種の侵入を防ぐことはグローバルな課題となっている。中国でも外来種侵入による直接的経済損失が1年あたり1200億元に上っており、その防御に苦慮している。

外来種侵入の半分が輸入によるもの

外来種侵入とは、原産地から生物の種子が自然に、あるいは人為的に移動し、新たな生態圏で増殖することを指す。侵入に成功した外来種は、往々にして先天的に生存能力が高く、競争力がある。そのため当地の生物から栄養や陽光、空間、水分、食べ物を奪取する。優位を占めた外来種は、さらに当地の生物を抹殺しにかかる。当地の生態系やエコシステム、生物の多様性などに悪影響を与え、生態系を破壊してしまう存在なのだ。

外来有害生物の侵入ルートは、意図的なものと偶発的なものがある。報道によれば、現在中国には120種類以上の外来種が存在し、うち半分が意識的に輸入され、拡散していったものである。

中国の一部地方では、外来種侵入防御に関する法律が作られている。たとえば2011年10月、河南省で中国最初の外来種管理法規「湖南省外来物種管理条例」ができた。しかし国家レベルでみた場合、この問題に対処するための規範となる統一法規は作られていない。そもそも、外来種の輸入がもたらすリスクを評価するシステムや総合的に管理するシステム、監視システムが作られていない。先進国と比べると中国は、外来種侵入防御のための立法業務はまだ始まったばかりの段階といえる。

外来種リスク管理システムの欠如

外来種の侵入を防ぐためには、まず外来種侵入リスク管理制度を作るべきである。この制度が確立されれば、外来種の侵入による被害を水際で阻止できる。中国の環境保護法では、生物のための環境保護がうたわれているが、外来種の侵入や防御に関する問題に関しては明記されていない。農業法では「国外から生物および種子資源を輸入する際は、法律に基づき登記あるいは許可を得るとともに、相応の安全制御措置を採ること」と明記されているものの、現在に至るまで、相応の外来種分類管理制度や定期調査に基づく追跡調査制度は作られていない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月13日

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