中国鉄道部は12日、鉄道旅客のチケット購入をめぐる需要に対応するため、次世代チケット発券システムの研究・開発を通じ、より便利なさまざまな新措置を続々と発表することを明らかにした。人民日報海外版が報じた。
鉄道部は9月末、携帯電話で列車チケット購入・オンライン支払いができる新サービス「掌上12306」をスタートさせる。チケット購入アプリはアップルとアンドロイドに対応しており、無料でダウンロード・使用が可能。鉄道部によると、「掌上12306」アプリのアイコンには、中国鉄道のシンボルマークが採用されており、そのマークの下方に「鉄道顧客サービスセンター」と記されているという。
混み合うためになかなかサイトにつながらないというオンライン・チケット購入の問題解決に向け、鉄道部門は上海で、チケット予約業務の試行を実施している。9月29日、30日、10月1日、10月5日、6日、7日の計6日間、上海から鄭州・武漢・南昌・成都の4都市に向かう旅客列車42本のチケット予約が可能。具体的な予約方法は「鉄道顧客サービスセンター」の公式サイト(www.12306.cn)または上海各駅の公告を参照。
また、鉄道部は、オンラインでチケットの払い戻しができる「グリーンチャンネル」を増設した。サイトが混み合っているときも、旅客がチケットの払い戻し手続きを滞りなく行えるようになった。
「人民網日本語版」2012年9月13日