中国農業部(農業省)は、東中国海(日本名・東シナ海)の禁漁期間が今月16日に終了して以降、多くの漁船が続々と同海域に向かい、操業を開始していることを明らかにした。解禁後一週間が経った現在、中国漁船は東中国海海域で秩序立った操業を順調に行っており、うち約200隻が釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の海域で操業しているという。人民日報が伝えた。
農業部は、海上の漁業生産秩序を維持し、漁業資源の管理を強化し、中国漁民の生命・財産・安全を確保する目的で、法律にもとづき、東中国海・釣魚島周辺海域など中国の管轄下にある海域において、巡視活動の常態化を堅持する方針。現在、釣魚島付近の海域では、10隻の漁業監視船「漁政」が、中国漁船の保護や不法操業の取り締まりなどの管理任務を行っている。
「人民網日本語版」2012年9月25日