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japanese.china.org.cn | 27. 09. 2012

世界大戦中も休業しなかったヨーロッパの最大のカジノ

タグ: カジノ,社交場,ドイツ

 

 

ドイツのバーデンバーデンは世界に温泉でよく知られている。しかし、ここにはヨーロッパの最大で最も豪華なカジノがあり、クアハウス (Kurhaus)と呼ばれる。

クアハウスは豪華なカジノだけではなく、バーデンバーデンの社交場で、豪華なパーティー、舞踏会、大型コンサート、メディアイベントなどがここで行われて、ファッショナブルなホールや小部屋はどのような特殊なニーズも満足できるものだ。昼間は、ガイドに連れられて見学に来る観光客もいるが、夜9時からカジノでさまざまなゲームが正式に始まる。

クアハウスは1821年から1824年まで、Friedrich Weinbrennerにより建設された、ドイツ最大、最古のカジノだ。ドイツ出身の米国歌手マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)も世界で一番美しいカジノと称賛していた。エントランスにある6つのガス灯には、すでに約150年間の歴史があって、ドイツで今まで保存されている唯一の旧式街灯である。

同カジノは開業してから100年来、営業を中断したことがない。2度の世界大戦が発生したときでも、平常通りに開放していた。1933年、クアハウスはヒトラーの特別な許可を受けて、当時の第三帝国唯一のカジノだった。

今はすでにバーデンバーデンは国際化の象徴となり、年間60万人の金持ちが世界各地からここに遊びにくる。ここにはラスベガスのような雄たけびや熱狂はなく、いつも優雅で穏やかだ。テーブルで賭けられている点数は、ややもすれば数十万、数百万に及ぶが、勝った人は平気で表情も変えず、負けた人はただ肩をそびやかすだけだ。アルマーニのスーツを着た人たちが勝ち負けにも落ち着いている、そんな雰囲気がここにはある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月27日

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