中国交通運輸部は10月9日、今年の国慶節長期休暇に初めての自家用車の有料道路無料化策を実施すると発表した。全体的には安定して規律を守って施行され、中国全土で有料道路の交通量は累計で2億3900万台と昨年同期比で38.2%増加した。うち7席以下の乗用車の交通量は1億8900万台と全体の79.1%を占め、昨年同期比で54.6%増加した。中国全国でこの施策で無料化された通行料は合計65億4000万元(約813億6800万円)となった。
この長期休暇期間、中国全国の全有料道路で規定の時間帯において7席以下の乗用車の無料化が実施された。各料金所は開放され、一部の料金所は規定に基づいて小型車専用レーンやレーンの増設などの措置を行った。10月4日12時から、各地で統一された部署が無料対象車に入場券(カード)の取り消しを実施、さまざまな方法を講じて車両の通行効率を向上させた。60万人を超える交通運輸部門の管理職、職員は「無料化は無責任ではない。通行は休暇ではない」というスローガンの下、多くのドライバーのためによりよいサービスを保証しようと最前線を守った。
交通運輸部の関係責任者によれば、今年の国慶節長期休暇は初めて小型車有料道路無料化施策を実施した重要な休暇となった。準備期間が短く、経験不足などを原因とする問題点が各地で明らかになったことを明らかにした。高速道路サービスエリアのサービス向上、道路網の運行管理能力の強化、レベル向上などが必要だ。近く、交通運輸部は真摯に全国の国慶節長期休暇無料化施策の実施状況について総括を行い、さらに関係施策や運用体制について関係部門で来年の春節(旧正月)長期休暇の無料化施策まで急ぎ改善に努めるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月10日