莫言氏
AFP通信はこのほど、2012年ノーベル文学賞は、中国の作家 莫言(モーイエン)氏と日本の作家 村上春樹氏が有力候補だと予測しましたが、莫言氏は8日に出版社を通じて、「創作に専念したいため、控え目な対応を望む」とコメントした。
しかし、中国では "中国人初"のノーベル文学賞受賞に対する期待が高まっており、各都市の書店では莫言氏の作品がほとんど売り切れる状態となっている。
莫言氏は1955年2月17日に山東省高密県に生まれた。今は中国作家協会の副会長を務めている。1980年代からノスタルジアに満ちた一連の作品を創作し、「ルーツ探しの作家」と呼ばれている。莫言氏はその小説の中で独特な世界観を示し、自由奔放な文体は「パイオニア」の色を帯びている。代表作は「赤い高粱」や「豊乳肥臀」「白檀の刑」「酒国」「蛙鳴」などだ。
「赤いコーリャン」撮影時の写真。
左から:コンリー、莫言、姜文、張芸謀(チャン イーモウ)敬称略。
(中国国際放送局) 2012年10月10日