親というものは、自分の子供に一日も早くオムツを卒業させたいと思うものだ。だが、日本の若い女性がこれとは逆にオムツをはき始めたという。最近の日本の報道では、近年「干物女」が増えているという。彼女たちは身だしなみをかまわず、だらしない生活をし、家では部屋を片付けないばかりか、驚いたことにオムツをはいて出勤する女性まで出てきたという。トイレに行く時間も気力も省きたいらしい。
小便はトイレに行かない
日本の雑誌SPAで紹介によれば、伝統的な日本女性のやさしいイメージが新しい時代の女性にはなくなっているようだ。今では一部の女性は男性よりもズボラで下着や靴下を脱ぎ散らかし、使い終わった食器もキッチンに1週間放置、女性のなかにはトイレに行くことも面倒でオムツをはいて出勤する人もいるという。
不動産会社に勤める足立香織さん(仮名・25歳)は、失禁の病気を患っているわけではないが、6カ月前から毎日オムツをはいて出勤しており、小便はトイレに行かないという。「お客さんと話しているときに、お客さんの問題を急いで解決しなければならなくて、トイレに行けない。そんなことってみんなが経験しているでしょう?」という。
オムツ使用時はスカート着用
足立さんは、会議中に突然トイレに行きたくなったのに席を離れられなかったことがあり、それから出勤時にオムツをはくようになったという。彼女によれば、オムツはトイレに行く時間も手間も省けるが、オムツ使用時には必ずスカートをはくという。パンツ姿ではおしりが大きく見えてしまうからだ。
友人や同僚も同じようにしている人が増えているという。女性にオムツが流行り、ネットに女性がオムツをはいている写真が公開されるほどだ。
成人用オムツ市場は急速に成長
日本では分かり女性だけが成人用オムツをはいているわけではない。今年5月、日本の成人用オムツの販売数が始めて乳幼児用オムツを超えた。しかしこのほとんどの原因は、日本の急速な高齢化であり、成人用オムツを必要とする高齢者群の急速な増加を意味している。メーカーは競うようにこの分野の潜在性のある巨大な市場を狙っている。また日本では、2008年に全世界で始めての成人用オムツファッションショーが開催されている。使用済みのオムツは、裁断し、乾燥し、消毒して、ボイラーの燃料になる。
ばくち打ちもオムツをはいて
成人用オムツ市場は日本で活発なだけでなく、賭博場のばくち打ちにとって大切なものとなっている。賭博の重要なタイミングで、トイレに行きたくなると、ばくち打ちはオムツをはいてこれに対応し、賭博のチャンスをトイレに行くことではずさないようにする。カナダのビクトリア大学依存症研究センターの教授は、賭博について研究する中で、賭博場で働く人が時にばくち打ちのズボンのはしからオムツがはみ出ているのを見かけることがあることを知った。彼らのそばを通ると妙なにおいまでしてくるそうだ。
ストレスが「干物女」族を形成
干物女とは、恋愛を放棄し、家から出るときも化粧をせず、結婚しない。1人でマンガやテレビを見て、さまざまなことを面倒くさく感じ、いい加減に済ます若い女性を示す。彼女たちは恋愛を放棄しているのでいつもこういう。「この方がラク」休みの日には、ほとんど家で寝ており、高校生時代の体操着を着て家でごろごろ、ビールを飲んで野球中継やDVDなどを見る。これは現在の都市部で生活している若い女性の暮らしを写し出している。彼女たちはネット上で「干物女」と呼ばれている。都市部での生活上や仕事上のストレスが彼女たち「干物女」族を創り出しているといわれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月14日