11日、中国の作家莫言氏がノーベル文学賞を受賞したニュースが中国のブックマーケットで千層もの波を巻き起こし、彼の作品は国内外の読者に非常に褒めそやされることになった。12日、北京の主な書店が門前市を成し、莫言の作品は完売になった。
繁華エリアに位置する北京の新華書店王府井書店は9時営業開始の前から、すでに読者が列を成す光景が出現していた。書店の葛飛副マネージャは記者にこのように言った。莫言氏の受賞のニュースが発表される前に、かなりの読者が新しく設けた莫言作品専用コーナーを「取り囲み」、『檀香刑』や『豊乳肥臀』』等の作品を買っていた。
「12日午前書店がオープンするとすぐに、全ての莫言作品専用コーナーの残りの書籍が売り切れとなった。買えなかったお客様はカウンターで予約して買うしかありませんでした。」と葛飛副マネージャは述べた。
王府井書店一階の莫言作品の見本の展示カウンター前では、フリーターの肖羽さんが名残惜しそうにこれらの書籍を見ていた。9時半にやっと書店につき、肖羽さんは莫言のどの作品も買えていなかったので、カウンターで予約申込書を書くしかなかった。
「残念ながら、これらは見本ということで、売ってくれないんです。」彼女はこのように述べた。「あとは一体どこで買えるか分かりません。」
販売スタッフの人はこのように述べた。肖羽さんと同じように予約申込書を書いたお客様は11時前でもう40人近くとなった、そのうちの一人は『紅高粱家族』(『赤いコーリャン家族』)など11部の作品を一部ずつ22冊を予約したいと要求してした。