カナダの写真家トニー・フォーセさんは、ヘロインを吸っていた女性ステファニー・マクドナルドさんを9カ月かけて麻薬中毒から助け、その回復の様子をカメラで記録した。
この9カ月にわたる変化の様子は、書籍「LIVE THROUGH THIS」に収められた。この本は、ステファニーさんの写真のほか、彼女の治療中の日記も収録している。トニーさんが、写真だけで文字がないストーリーは魂がないと見ているためだ。これらの文字と写真は、ステファニーさんの心の世界を映し出す感動的なものとなっている。
トニーさんとステファニーさんの世界は異なるが、2人はすぐに打ち解けた。トニーさんは彼女を被写体と捉えるだけでなく、友人と見ていた。トニーさんはステファニーさんの回復に心を打たれ、毎年彼女の元を訪れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月22日