米国メディアTheTruthaboutCars(TTAC)によると、日産、トヨタ、ホンダなどの日本車メーカーの中国市場占有率が10%に下降している。しかし実際、最も深刻な損失を被っているのは、中国の自動車メーカーである。
「日経新聞」の報道によると、中国の自動車販売台数2位の東風汽車集団(Dongfeng Motor Group Co.)と6位の広州汽車集団(Guangzhou Automobile Group Co.)の株価が大幅に下がり、9月中旬までで16%落ち込んでいる。これは、中国の国産メーカーの日系車に対する依存が、中国の日本車企業よりも大きいからだという。
この2週間で、東風汽車集団は日産、ホンダと資本提携を始めた。広州汽車集団もホンダ、トヨタと資本提携をスタート。東風汽車集団が販売している自動車の40%、広州汽車集団の90%が日本ブランド車である。2011年の中国自動車市場の販売台数で、日本ブランド車は350万台、日本のメーカーは市場20%を占め、しかもその90%は中国で製造されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月29日