韓国政府の情報筋は12月18日、「16日から17日の2日間に渡り、金正恩総書記の側近に加わっていたことから注目を集めた男性は、第2自然科学院の崔春植院長である可能性がある」と語った。12月19日付韓国紙『朝鮮日報』が伝えた。

報道によると、第2自然科学院は朝鮮のすべての武器の開発を担当する。朝鮮が12日に発射成功した長距離ミサイルもまた、同科学院によって開発された。

朝鮮の公式メディアが先ほど報じた、金正日氏の1周忌追悼大会(16日)、錦繍山太陽宮殿の開館式(17日)の参加者リストにも、崔春植という名前が見られた。しかし韓国政府は、正確な個人情報を把握できていない。

韓国統一部の関係者は、「朝鮮によるミサイル発射成功の宣伝強化は、将軍の遺訓を徹底するためのものだ。遺訓徹底の最大の功労者である崔春植氏が、16日と17日の追悼活動に参加したとしても、驚くべきことではない」と語った。

崔春植氏がいつ第2自然科学院の院長に就任したかは不明だ。前任者のうち最も有名な人物は、党機械工業部の朱奎昌部長だ。朝鮮金策工業総合大学を卒業した同氏は、1991−1998年に同科学院の院長に就任し、テポドンミサイルの開発を担当した。

年齢が50−60歳の崔春植は、テポドン2の改良版「銀河3号」の開発成功により、高齢の朱奎昌氏の後継者となる可能性が高い。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月20日