12月30日早朝、北京の地下鉄4路線(6号線、8号線の南区間、9号線の北区間、10号線の2期区間)が一挙に開通した。美しい花で飾られることもなく、赤絨毯が敷かれることもなく、指導者のスピーチもなく、4本の地下鉄はそれぞれの始発時刻になると静かに出発し、乗客にサービスを提供した。人民日報、中国新聞網が伝えた。
地下鉄6号線は1号線と平行して走る路線で、北京市の東西を貫く2本目の大動脈となる。
9号線北区間の開通により、これまで地下鉄網とは離れる形で運営していた房山線や9号線南区間が連結され、北京西駅も地下鉄網に組み込まれた。
8号線南区間の開通により、北京の南北を貫く中軸線が南に延長された。
10号線の2期は1期と連結して北京の2本目の環状線を形成、ほぼ全ての地下鉄路線への乗り換えが可能となる。
これら4本の新路線の投資総額は約850億元、総延長は69.8キロメートルに達する。
また北京市南部にある宋家庄駅は5号線、10号線、亦庄線の乗換駅となり、現時点でアジア最大の地下鉄乗換駅となった。
これにより、北京市の地下鉄総延長は442キロに達して中国最長になり、都市中心部の地下鉄網が基本的に完成した。計画によると、北京市の地下鉄総延長は2016年までに664キロに達する見通し。