写真は8日、ごみ収集車に乗って次の地区に向かう、武義県桐琴鎮の基層公務員に採用された巫康健さん。巫さんは「最初は恥ずかしくてマスクをして仕事をしていたが、そのうちに慣れて、知人に会っても平気になった」と語る。浙江省武義県では2012年12月末から各機関で採用した郷鎮の公務員40人余りを現地部門の手配の下で、県環境衛生所の清掃員をつとめさせている。これら公務員は武義県中心地の20の担当エリアに振り分けられ、2人に1人の清掃員の先輩がつき、それぞれ面積5000-6000平方メートルの地区の清掃業務を行う。1週間の間、毎日早朝3時から7時まで、11時30分から午後4時30分の間、彼らは先輩と一緒に作業し、休憩をとる。毎日専門の担当者が彼らの作業を評価し、不合格の公務員は批判を受ける。1週間にわたる清掃員の業務を経て、新規採用された若い公務員たちは大きく変化するという。李暁航さんは「今回の労働体験を通じて生活の大変さや自分の仕事の貴重さを理解し始めた。『今の自分はとても幸せだ、恵まれている』という気持ちで問題に対処できるようになり始めた」と語る。
同県共産党委員会組織部の担当者によると「新規採用した公務員に清掃員を体験してもらうのは、清掃という小さな事から基層への意識を強化してもらうためだ。同時に清掃員と触れ合うことで、清掃員への尊重や気遣いを感じさせ、清掃員の観点から社会を感じ、都市文明や道徳といった問題を観察してもらうことをめざしている」という。「中国新聞網」が伝えた。