黄衛東くんは安徽省阜陽市出身の1992年生まれ。今は浙江市温嶺にある空調部品メーカーのパイプの作業ラインで操作を担当している。（2月17日撮影）彼は、中学卒業後から働き始め、いくつか仕事を変えてきた。「今の仕事にはけっこう慣れています。長期的には何の計画もないです。」という。

   1990年以降に生まれた彼らは、人数が多く「農民工」と総称されるメイド・イン・チャイナを支える新勢力だ。彼らは都市と農村の間を漂流し、故郷を離れて暮らしている。1990年代生まれの農民工は基本的に土地を耕さず、農村に対しても親世代のような思い入れはない。彼らは都市に溶け込みたいと熱望し、そのために汗を流して働いている。