全生庵
北朝鮮のミサイル発射が懸念された先週末、安倍晋三総理は東京の全生庵で座禅を組み、心を静めた。日本では多くのお寺で座禅することが可能で、一般市民にも開放されている。現在日本では、研修形式での座禅が流行している。これで心身を整えようというのだ。座禅には多くの病気を治す効果があるとも言われている。
全生庵は、明治維新で亡くなった人のために1880年に建てられた寺である。多くの日本の政治家が座禅したことで有名な寺だ。日本の政治家には座禅で心を清める伝統がある。自民党が在野にあった頃、安倍氏は月に1度寺に行って座禅を組んだ。そしてこの日は、安倍氏が再度首相に就任して初めての座禅だった。座禅を終えて同氏が述べた感想は「落ち着きました」である。
日本の前首相である中曽根康弘氏も座禅を好んだ。同氏が首相を務めていた頃、毎週全生庵に行って座禅を組んでいた。経営の神様と呼ばれた松下幸之助が創設した政治家育成を目的とする学校「松下政経塾」でも、座禅が必修科目となっている。