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北京五輪開催まで
「五輪快速通路」、計画通り開通へ

交通部は10日、全国五輪交通保障業務テレビ会議を開催した。同省の馮正霖・副部長によると、交通システムは北京五輪組織委員会の全体計画にもとづき、主に次の6分野において、オリンピック交通を保障する役目を担うという。「人民日報」が伝えた。

(1)オリンピック競技開催地区での競技開催中、道路交通の指揮と保障を担当する。「五輪快速通路」を計画期限通り開通する。オリンピック特別通行許可証を保持する自動車に対する優先的な通行を保障する。通行料金の徴収により、バリアフリー走行を実現させる。

(2)オリンピック聖火リレー時の道路交通保障・サービスを担当する。馮部長によると、オリンピック聖火リレーチームによる道路上のリレーバトンタッチ地点は20カ所、27省を通過、リレー距離は累計4543キロメートルに及ぶ。オリンピック聖火リレー関係車は全て無料での優先通行が認められる。

(3)オリンピック開催中に北京へ入る貨物自動車の交通組織業務を担当する。北京・天津・河北地区から北京に入る貨物自動車に対しては強制的な分流運行措置を、山西、内蒙古、遼寧など別地区から北京地区に入る長距離貨物自動車に対しては、誘導による分流運行措置をそれぞれ講じる。

(4) 北京オリンピック応急対応保障自動車チームを組織する。まず、天津や河北など関連の直轄市・省から、条件を満たす大型観光バス700-800台および運転手960人を選定し北京オリンピック応急対応保障自動車チームを編成、オリンピック開催中に北京で、各大学から集まった4万7900人の各競技ボランティアの輸送を担当する。

(5)北京に入る旅客輸送バスの排気ガスを改善する。交通部は、3月末から排気ガス基準未達成車に対する改造スタートを決定、6月末の完成を目指している。排気ガス改善を行わない車は、地区外から北京に入る旅客輸送バスとしての運行が認められない。

(6)臨海競技地区での競技中の水上交通安全保障を担当する。今後、北京オリンピックのヨットレースを核として、青島、秦皇島、天津、上海4港を重点に置き、臨海試合地区での競技中の水上交通安全保障業務を全面遂行する。

「人民網日本語版」2008年3月11日

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