国際パラリンピック委員会本部と指揮センターの所在地となるスイスホテル香港マカオセンターでは、バリアフリー設備の改造が基本的に完了しているという。「北京晨報」が伝えた。
21日、車椅子に乗った何人かのお客はエレベーターに乗り、手を伸ばせば届く低い場所に設置されたボタンを押した。「このホテルの4階は身体障害者や体の不自由な人のために専門に設計されたバリアフリーフロアで、計40室の客室があります。」担当者は紹介しながら、車椅子に乗った人に通路の両側に設置された手すりを握るよう案内していた。「この手すりは約100キロの力を支えることが可能で、15分以内に分解・設置することができ、お客様の一番便利な位置に調整することができます。」
バリアフリーの客室40室で最も特殊なのは高度障害の身体障害者向けの部屋だ。利用者は誰の手助けがなくても、リモコンで設備の持ち上げや移動をコントロールでき、部屋のどこにでもいくことができるという。
市観光局の担当者によると、北京市ではオリンピック契約ホテル122社の改造工事が基本的に完了し、バリアフリー施設としての改修の要求を満たしている。
「人民網日本語版」2008年4月22日 |