スポーツに国境はない。ここ数年、外国から招いた監督が多数中国代表チームに加わっており、北京五輪には中国代表メンバーとして出場する。外国人監督がもたらした先進的な管理理念や効果的な訓練方法が中国人選手の育成に用いられ、五輪という夢に向け、選手と監督が一丸となって戦っていく。
▽シンクロナイズドスイミング 井村雅代監督
58歳になる井村雅代監督はかつて、シドニー五輪、アテネ五輪において、日本代表チームを銀メダル獲得にまで導いた人物だ。1984年のロサンゼルス五輪から、2004年アテネ五輪まで6大会連続で、日本代表チームの監督を務め、メダル8個獲得という実績を作った。「日本シンクロの母」と称される井村雅代監督は、シンクロ界において相当の地位を有し、世界でも名立たる監督の一人に数えられる。
井村雅代監督は昨年1月、中国シンクロ代表チームの監督として招かれ、開催国として最高の成績を残すために、全力を尽くして選手の指導に当たっている。井村雅代監督の五輪に対する目標はいたって明確で、「中国シンクロ代表チームに初のメダルをもたらすこと。また、蒋文文・蒋テイテイ(シンクロ・デュエットの双子姉妹)が今回、シンクロチームの中で最大の期待を背負っていることは疑いもない事実」と話す。
※ テイは女へんに「亭」
「人民網日本語版」2008年8月6日