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ロンドン五輪の採火リレーがオリンピアで始まる
発信時間: 2012-05-11 | チャイナネット

7月27日から8月12日まで英国で開催される予定のロンドン五輪の聖火採火式が10日、古代五輪が開かれたオリンピアで行われた。聖火は17日までギリシャ国内を巡り、その後英国、アイルランドでリレーされ、7月27日の開会式でともされる。中国共産党の機関紙「人民日報」が報じた。

同日午前11時33分始まった聖火の採火式では、国際五輪委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が、「我々が今日、晴天の下採火する聖火は五輪の伝統や精神の象徴であり、友好や卓越、尊重などの精神を示す聖火台にともされる。これは友好や平和の精神の象徴である」とあいさつを述べた。

ロゲ会長はさらに、「聖火の採火はロンドン五輪のカウントダウンが始まったことを意味する」と述べた。

採火式には、同五輪の組織委員会のセバスチャン・コー会長も参加。「今日の採火式は、2012年ロンドン五輪の核心的使命が若い世代を鼓舞することであることを思い起こさせてくれる。我々は若者を聖火リレーの中心とした。それは、近代五輪の創設者ピエール・ド・クーベルタンが若者を五輪の理念の中心に置いたのと同じだ」と述べた。

その後、午後12時11分、大勢の来賓が見守る中、ギリシャの女優イノ・メネガキさんが古式にのっとり、みこ役を務め、凹面反射鏡で太陽光を集めて採火した。

今後聖火は490人のランナーによってギリシャ国内の26州、全長2900キロの道のりを巡る予定。途中34都市では聖火の点火式も開催される。

聖火は17日に、1896年に第一回の近代五輪が開催されたアテネ市内のパナシナイコ・スタジアムに到着し、英国五輪委員会の代表に渡される。そして、翌18日には空路で英国に運ばれ、70日間に及ぶ聖火リレーを経て、第30回夏季五輪が開幕する7月27に、ロンドン五輪スタジアムに終着する。

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