関連の統計によると、ネパールで起きた地震により、12の世界遺産を含むカトマンズのくぼ地にある14の重要な古建築がひどく破壊された。カトマンズのダルバール広場、パタン・ダルバール広場の多くの寺院などの純粋で美しい古建築がほとんど崩壊した。危うい状態に陥った傷だらけの旧王宮では、砕けたレンガや木の板が大量に隅に積み上げられている。

破壊された文化遺跡はすでに封鎖されており、現場を守る地元の兵士は考古学者の指導に基づき建物の破片を分類し、将来の復興作業のためにその中から価値があるものを探している。

ネパール旧王宮博物館のシン館長は、新華社記者の独占インタビューに応じた際、ほとんどが「上が重くて下が軽い」、つまり金属が取り付けられた屋根が台座よりずいぶん重いネパールの伝統的な建物は、これほどの強い地震に耐えることは難しいと指摘した。

地震ベルトに位置するネパールは、痛ましい出来事が再演されることを防ぐため、じっくりと研究してから復興作業に着手し、特に建物の肝心な部分の荷重を軽減すべきだと専門家は呼びかけている。

この強い地震により、輝かしかった建物は崩れた垣やひび割れた壁となってしまった。しかし、その美しい記憶は心の底に残されている。ネパール人が築き上げた文化遺産が、静まった廃墟の中で再生の日を待ち望んでいる。