長城は世界最大規模の帯状文化遺産だ。「長城保護条例」が2006年12月1日より施行され、すでに10年が経過している。中国は古長城保護で多くの試みをし、大きな成果を手にしている。しかし一部の古長城の状況が、依然として懸念されている。
複数の長城保護専門家は、同条例を全面的に補完し、長城本体の緊急保護を加速するべきだとした。その一方で長城文化の中身と特殊な歴史・文化的価値を深く掘り出すことで、長城精神を発揚するべきだ。より多くの民間人を長城保護に招き、長城という中国の名刺をより美しくする必要がある。
左上は秦皇島市長城保護員の張鶴珊氏が、城子峪長城を巡回する様子(2006年9月13日) 左中央は長城保護員の張鶴珊氏が、散らばった長城のれんがを積む様子(2015年4月9日撮影) 左下は「長城保護条例」実施初日、長城保護員の張鶴珊氏(左)が市文物局、市長城学会の職員に、城子峪長城の保護状況を紹介する様子(2006年12月1日) 右図は長城保護員の張鶴珊氏(前)が、市文物局、市長城学会の職員を連れ、城子峪長城を巡回する様子(2006年12月1日)