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japanese.china.org.cn | 19. 12. 2016

貴州省の山奥の小学校 付近の村から100人の生徒が寄宿

タグ: 貴州省  教師

貴州省従江県加榜郷の尭貴小学校は、加榜郷で唯一のちゃんとした小学校である。全校生徒は132人で、そのうち100人が学校に寄宿している。寄宿生のほとんどは、両親が出稼ぎで不在の「留守児童」だ。同校は現在、授業のための校舎1棟、その他の校舎2棟、さらに食堂と洗面所からなる。

今年9才の韋応江君は、この小学校の3年生だ。「お父さんとお母さんは深センで働いている。毎月1回電話で話す。旧正月にはおもちゃを買って帰ってきてくれる。お父さんとお母さんの暖かさを感じられるのはその時だけだ」。韋応江君のように学校に住んでる生徒は少なくなく、全校生徒の75%を占める。一部の生徒は、家と学校の距離が離れすぎているために寄宿を選ぶ。尭貴小学校の生徒は、尭貴村周辺の5つの村落の子どもたちをカバーする。そのうち最も遠い平芒村は学校から30キロメートル近くある。車も通れない山道を帰るのは、幼い子どもたちにとっては大変なことだ。

学校に住むのにもさまざまな問題がある。まず学校には2つの宿舎があるが、木造で長年にわたって修理がなされていないため、木がはがれ続け、さらに地面の陥没で建物が傾いている。だが新しい宿舎を建設する資金は学校にはなく、1階の生徒を移動させるしかなかった。移動した生徒は、教師の使っている校舎の一部に引っ越した。20平方メートルほどの宿舎に2段ベッドが所狭しと並べられ、生徒60人余りが生活している。夜になると空気がよどみ、咳の音が絶えず聞こえる。風邪や発熱は生徒たちの日常だ。

2015年12月24日撮影。貴州省従江県加榜郷尭貴小学校の男子生徒たちの間ではモデルガンが流行している。教師は何度も没収したが、流行はなかなかやまない。子どもたちはモデルガンを手に撃ち合いをして遊ぶ。

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