新疆ウイグル自治区のアルタイ山脈にある禾木郷は、「中国一美しい村」と言われている。また、中国で最も保存状態がよく、歴史が古いトゥバ族の集落でもあり、全国にいる約2000人のトゥバ族の大部分がここで生活している。
禾木郷の住民はカザフ族とトゥバ族が半々で、その多くが放牧で生計を立てている。観光業の発展により、ここでビジネスを始める回族や漢族が増え、民宿や飲食店も栄えている。
原住民は観光客が来るのがいいとは言い切れないが、生活は確かに大きく変化した。2011年末、村に高電圧、水道水、インターネットが引かれた。村に入る道路はまだ1車線しかないが、冬になると雪かき車が除雪を行ない、大雪で半年も封鎖されたり、馬で移動する必要はなくなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月4日