呉冠中が描いた昔の江南地方は、白い壁と黒い瓦の建物が建ち並んでいる。かつてはありふれた横丁だったが、長年後に多くの人が永遠に戻れぬ故郷となった。
春節前、gad建築デザインディレクターの孟凡浩氏がミニブログで富陽市東梓関村の「回遷房」(立ち退きした人々に提供される住宅)の写真を公開したところ、驚きの声が次々と上がった。それは画家の呉冠中氏が水墨画で描いた江南地方が現実に現れたかのようなものだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月14日