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japanese.china.org.cn | 09. 07. 2017

山奥に嫁いだ外国人女性たち 安徽省宿松

タグ: 山奥 湖北 江西 ベトナム ミャンマー 

大別山の南麓に位置し、湖北省と江西省の両省に隣接する安徽省宿松県は国家級貧困県の一つだ。山のふもとにあるこの国家級の貧困県にはすでに、十数人の外国籍の女性が嫁入りしている。現地の人とお喋りし、家事をこなし、方言でジョークを飛ばして近所の人を大笑いさせる――それが宿松県の十数人の農家の外国籍の嫁の日常の風景だ。

中国に来て何年も経つこれらの彼女は、外国人の娘から母になり、中国と家族への愛を深めている。宿松県公安局出入境管理大隊の職員の紹介によると、宿松県に嫁入りした外国籍の女性の出身はミャンマーやカンボジア、ベトナムなど複数の国にわたり、そのうち5人が長期にわたって宿松県に住んでいる。

宿松県下倉鎮先進村に住む李体鳳さんは、ミャンマーからやって来た。結婚してここで6年暮らし、今ではすでに2児の母となっている。写真は、夫がスイカの農地に農薬をまくのを手伝う李体鳳さん。二人の今年の収入はすべて、この8ムー(1ムーは約667平方メートル)のスイカを出処としている。

李体鳳さんは、小さい頃からミャンマーで中国語を学習し、中学卒業後は、ミャンマーと中国の国境地方で翻訳に従事した。中国語には熟練している。2010年6月、25歳だった李さんは、オンラインのチャットで、宿松県下倉鎮先進村の青年の呉斉竜と知り合い、愛し合うようになった。その後、二人は宿松で、同地の習俗にならって結婚した。宿松に着いた後、言葉を学ぶのに長けた李さんは、一年も経たないうちに、宿松現地の方言を操れるようになった。李体鳳さんは、スイカ農地から帰ってくると、昼飯の準備をする。「表面に泡がある。この泡が全部なくなったら、油が沸いたということ。表面に泡があったら食材は入れられない」。李体鳳さんは流暢な普通話(標準中国語)で語る。「今私が料理に使っているのは菜種油。菜種油は沸かさないといけない。沸かさなければ、匂いが強くて食べられない」

李体鳳さんはほとんど毎日、ミャンマーの故郷にいる母親とお喋りする。端午節の時にはお祝いのお金も送った。

2016年7月初め、宿松県で強い雨が続き、華陽河の堤防が決壊の危機に陥った。李体鳳さんは、二人の幼い子どもを隣家に預け、夫とともに日夜、下倉鎮の華陽河堤防の黄湖区間での水害防止の第一線でがんばった。水害防止の最もカギとなる時期には、李体鳳さんは2000元余りの貯金を持ち出し、飲み物やカップ麺などの飲食品を購入し、九成堤防で水害と戦う部隊の将兵を励ました。村民たちは李さんを褒め称えた。写真は、2016年の水害防止の緊急活動に加わった呉斉竜と妻子に送られた証明書。

新しい家も建て、家電用品もそろい、息子や娘も可愛く、夫も自分を大事にしてくれる。現在の生活に李体鳳さんはとても満足しており、ここの生活にすでに完全に適応している。

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