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japanese.china.org.cn | 09. 07. 2017

山奥に嫁いだ外国人女性たち 安徽省宿松

タグ: 山奥 湖北 江西 ベトナム ミャンマー 

 

交際結婚をする双方にとっての問題は愛情だけでなく、国柄の違いや文化の異なり、生活習慣のギャップなど多岐にわたる。結婚を決めるには、愛情だけでなく勇気もいる。外国人に嫁ぐということは、勇者のゲームだと言うこともできる。ベトナムの故郷にいる家族について語る時、呉氏桃さんは少し沈んだ様子をみせる。

42歳の呉氏桃さんはベトナム生まれ。4年前、海南に出稼ぎに来ていた宿松県隘口郷隘口村の王有才さんと知り合い、好き合うようになった。2014年に息子が生まれると、王有才さんは妻と子どもを連れて初めて宿松の故郷に帰った。二人が知り合った場所を記念して、子どもには「海南」と名付けた。呉氏桃さんは、子どもが幼稚園でもらった賞状を壁に張っている。子どもの話になると、呉氏桃さんは誇らしそうな顔になる。

隘口郷隘口村は宿松県の山奥にある。交通はとても不便で、県政府のある町からは20キロ以上も離れている。王有才の実家は病気のために貧しいが、働き者で善良な呉氏桃さんは少しも不満をもらさず、夫と苦楽をともにすると決めている。呉氏桃さんと王有才さんの結婚証書の写真は、二人が一緒に写った唯一の写真だ。

中国語がまったくわからなかった呉氏桃さんだったが、夫に助けられて現地の日常会話を学び、礼儀作法や家事の仕方も覚えている。写真は、かまどの横で昼食の準備をする呉氏桃さん。

2017年の春節(旧正月)が過ぎると、王有才さんは家を養うために妻子を離れ、福建に出稼ぎに出かけた。夫が発った後、呉氏桃さんは、息子の面倒を見、家事をこなす重任を負うことになった。呉氏桃さんは毎日、自分で植えたラッカセイの雑草取りのために農地に出かける。

夫が出稼ぎに行き、子どもが幼稚園に通い、一人で家に残った呉氏桃さんは、携帯電話の「闘地主」(トランプゲーム)で遊んだり、近所の人がマージャンを打つのを見に行ったりする。

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