世界は現在、気候変動、生態退化、資源危機、重大自然災害など世界的な環境問題に直面している。グリーンな経済、グリーンな成長、グリーンな開発、グリーンな金融といった、一連の「グリーン」コンセプトが生まれている。どのような開発が持続可能なのだろうか。地域・世界の生態環境が直面する課題に共同対処するため、BRICSはグリーンな開発の道を歩み、その新理念により生態保護と都市建設を推進している。

　経済発展、社会発展、環境保護の「一石三鳥」を目指している。BRICSのグリーンな開発には独自色があり、大きな成果を手にしている。共有を重視し、緊密な意思疎通を続けている。次の「黄金の10年」において、BRICSは国家間の環境協力をさらに強化し、交流と対話を拡大し、需要をマッチングさせる。世界的な環境問題への対応の最良の経験を共有し、都市の持続可能な開発の推進、実務的な協力の展開に力を入れ、互恵・ウィンウィンを実現する。国際環境の持続可能な開発におけるBRICSの発言権と影響力の拡大を続ける。

　これは2017年8月14日に撮影された、中閩福建莆田平海湾1期海上風力発電プロジェクトの風力発電機だ。福建省は近年、海上風力発電プロジェクトに力を入れており、省内初となる海上風力発電場プロジェクト「中閩福建莆田平海湾海上風力発電プロジェクト」の建設を批准した。同プロジェクト2期は新開発銀行から20億ドルの融資を獲得した。同プロジェクト1期の50MWプロジェクトが全面的に稼働開始しており、国家電網莆田供電公司石井風力発電〜埭頭110kV送電線を通じ、累計2億3000万kWhの電力を送電している。2期の250MWプロジェクトは風力発電機の入札を終えており、2019年末に完成を予定している。完成後、CO2排出量を毎年90万トン弱削減する。