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japanese.china.org.cn |19. 09. 2017

中国の夫婦、南スーダンの病院を守り続ける

タグ: スーダン 戦争 患者 無償



 


 戦乱国、南スーダン中部ワウの市街地の路傍にあるコンテナには、「華誼医院」と色あせた漢字が書かれている。この病院を開いたのは、河南省出身の劉広辰氏と妻の馬明枝氏だ。

 

 南スーダンは2011年に国民投票によってスーダンから独立し、2013年に内戦が勃発した。現在も動乱の最中にある。情勢が特に混乱していた時期にも、夫妻は南スーダンを離れようとしなかった。

 

 馬氏は「以前は毎朝、ホールから通路まで患者で一杯だった。戦争になると人々が貧しくなり、患者も減った」と話した。この病院には中国人の医療スタッフが20人以上いたが、所得の減少に伴い科学検査員の劉氏、薬剤師の馬氏だけが残された。

 

 劉氏はがらんとしたホールを眺めながら、「患者は毎日十数人しかいない。お金がなければ無償で診察しており、赤字経営になっている。しかし私はワウに留まることを決めた。病院は人助けであり、収入だけを目的にしてはならない」と話した。

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