国産空母、中国の力を象徴
2013年11月に着工され、2015年3月にドック内での建造が始まり、2017年4月に正式に進水した。中国2隻目の空母は中国が独自に開発したもので、親しみを込めて「国産空母」と呼ばれている。堂々たる外観と、高い能力を持つ。排水量は6万トンに達し、世界最大の通常動力空母となっている。世界の同クラス中型空母の中でも、高い技術水準に達している。
空母のメイン艦体の建造が完了しており、動力や電力などの主要システム・設備の取付も終わっている。作業員は今後、システム・設備の調整と艤装を続け、係留試験を全面的に展開する。空母の設備が船舶設計などの条件を満たすかを検証し、未来の海上試験に向け準備を整える。
国産空母は一部の先進国よりもまだ遅れているが、自主設計・製造の能力を手にしたことで、中国はより性能の優れた、さらに大型の空母を建造する基礎を固めることができた。