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japanese.china.org.cn |10. 10. 2017

山奥で松ぼっくりを収穫する人々

タグ: 松ぼっくり 義和村 ハイリスク

  

 吉林省白山市臨江市鬧枝鎮義和村では毎年、松ぼっくりが成熟する時期になると長さ6メートルの竹竿を担ぎ、高さ20メートル以上の松の木に登り松ぼっくりを落とす人がいる。彼らは現地で「打塔人」と呼ばれている。

 

 彼らは一歩一歩、木のてっぺんに向かう。毎日30本の松の木を登り降りする。この職業は非常に危険で、命をかけて金を稼ぐ。

 

 義和村で松ぼっくりを収穫するチームは14人で、8人が木登りし、4人が松ぼっくりを拾う。それから2人が馬車を使い、袋詰した松ぼっくりを山の麓に運ぶ。彼らは毎朝6時から作業を開始し、午後4時半になり山を下り帰宅する。お腹が空けば林の中で食料を食べ、昼になると横になり30分だけ休憩する。彼らの1日の収入は500元で、1年で25日ほどしか働けない。

 

 義和村では100世帯以上が暮らしているが、木に登り松ぼっくりを落とせる人は十数人のみだ。現在の家庭はどこも一人っ子のため、この最もハイリスクな仕事をやらせようとする両親はいない。メンバーの平均年齢は50歳前後で、最年少でも40代だ。緯東さん(52)は「私たちの世代が引退すれば、今後は松ぼっくりを落とそうとしても難しくなるだろう」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月10日

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