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japanese.china.org.cn |22. 01. 2018

「樹氷少年」がネット有名人に 北京行きの夢かなえる

タグ: ​登校 樹氷 小学生 山奥 雲南

 登校中に寒さで樹氷のように髪の毛が凍ってしまった写真によって、誰にも知られていなかった山奥の小学生、王福満君は一夜にしてネット上の有名人となってしまった。メディアもこれをこぞって報道し、全国から寄付が集まり、8歳のこの子どもは世論の焦点の一つとなった。


「留守児童」 夢は警察官



 

 今年8歳の王福満君は、雲南省魯甸県に住む「留守児童」(両親の出稼ぎで農村に残された子ども)だ。9日夜に王君が記者に語ったところによると、王君の家から学校までは徒歩で1時間半かかる。雨や雪の日になると、道はいっそう歩きにくい。8日は学期末のテストで、王君は一人で学校に向かっていた。晴れていたので上着二枚で出かけたが、学校に着くとクラスメートに指摘され、髪の毛や眉毛に霜がついていたことに気付いた。

 

大変な通学路だが、王君は、「学校に行くのは寒いけどつらくない!」と言う。大人になったら「警察官になりたい。悪い人をつかまえられるから」。住んでいる転山包村を出たことがないという王君は、一番行きたいのは北京だという。「あちらの学生がどんなふうに勉強しているのか見てみたい」

 

「北京に行きたい、警察官になりたい」という王君の夢をかなえようと、北京のメディアが王君一家を北京に招いた。


「樹氷少年」王福満君の通学路


 王福満君の説明によると、いつも家では薪で暖を取っているが、学校には暖房施設がないので少し寒いのだという。


 21日、「樹氷少年」の王福満君と父、姉が北京で記者会見に出席した。王君は「樹氷少年」(中国語では「氷花男孩」)という名前を気に入っている。「みんなが僕にくれたあだ名だから。でも僕の名前は王福満だよ」。王君も姉も、今の転山包小学校は離れたくない。一緒に遊ぶ友だちがたくさんいるからだ。王君は、学校のでこぼこの地面を平らにすることを望んでいる。最後に王君は、「みんなの応援に感謝します。大きくなったらみんなにお返しします」と語った。

 

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