河南省文物考古研究院の最新の考古調査成果によると、河南省安陽市の曹操高陵は内部に垣根があり外部に堀のある、神道と陵寝を持つ高級陵園だった。ところが後に盗掘にあい、地上のすべての建築物が計画的に運び出されたという。
今回の調査では、専門家を長年悩ませていた問題が解消された。
曹操墓が発見された当時、数十メートル離れた場所で1号墓が見つかった。誰が曹操の近くに埋葬されたかは、人々の尽きることなき憶測を呼んだ。今回の調査では、1号墓の年代が高陵陵園より早く、曹操墓と同時期に埋葬されたものではないことが明らかになった。また陵園が建設される前に、意図的に1号墓の整理と埋め戻しが行われていたことが分かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月1日