33年前、貴州省威寧イ族回族ミャオ族自治県観風海鎮の黄砂ばかりの坂で、第1陣となる沙子坡林場保護人員が松の木の種を植えた。33年後の今日、2万7000ムー以上の松が、さながら烏蒙山にはめ込まれた翡翠のようになっている。これは森林保護人員の3世代に渡る努力の賜物だ。
「1998年に沙子坡林場を訪れ、父の代わりに森林保護人員になった」安徳永さんは森林保護の二代目で、今や沙子坡林場を20年間守り続けている。彼にとって、森林保護人員の仕事は「一般人に利益を与え、次の世代に福をもたらすことができる」という。
森林を365日、24時間、33年間に渡り守り続ける。安徳永さんは、仕事は辛いがこの「林の海」を深く愛しているという。「父の世代が種をまき、手入れされた松の木が成長した。私たちはこの林の海に深い愛着を持っている。父の世代の努力、現地の一般人のために働きたい」