タイの洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年のうち、9日になり再び4人が救出された。これにより計8人が救出されたことになる。また中に残されている5人の健康状況は「依然として良好」であり、救助隊員は10日に救出活動を再開し、彼らを救出する予定だ。
8日に救出された少年4人は、チェンライの病院で隔離され治療を受けている。救出行動の責任者、チェンライ県のナロンサク知事によると、少年たちはまだ一定期間の隔離が必要であり、家族とは面会していないという。これは主に感染の危険性があるからだ。ナロンサク氏によると、病院側は家族に遠距離から、もしくはガラス越しで面会させることを検討しており、専門家とその実現性について議論しているという。家族のプライバシーを尊重するため、当局は救出された少年の氏名を公表していない。
ナロンサク氏は「少年4人は非常に健康的で、精神面のコンディションも極めて良好だ。彼らは空腹を訴えており、バジル入りチャーハンを食べたいと言っている」と述べた。
さらなる救出に伴い、コーチと子供たちの長期的な健康や、彼らが適切な医療支援を受けられるかに注目が移っている。専門家は彼らの酸素量、栄養状況、脱水状態、心的外傷後ストレス障害、その他の心理的な影響を調べることになる。
