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japanese.china.org.cn |21. 07. 2018

「砂漠の海」で道路を作る 新疆

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 世界2位の流動する砂漠、タクラマカン砂漠を横断する3本目の道路が「砂の海」の奥に向かっている。全国各地から来た数百人の労働者が、ここで奮戦している。


 砂漠道路の建設はまず、過酷な自然環境を克服しなければならない。極寒、猛暑、砂嵐などは常に、施工の進捗と労働者の生活を妨げる。補給物資、建設機械を砂漠の外から運び込む必要があり、施工の難易度が上がる。流砂で道路の基礎が埋まらないようにするため、労働者は前進すると同時に道路沿いに100メートル以上の幅を持つ「葦防砂堤」と「葦格子」を作り、風を遮り流砂を固定しなければならない。


 砂漠環境への影響を最大限に減らすため、中国交建烏尉公路包プロジェクト部は取水、ゴミ処理、野生動植物保護など各種規定を定めた。また砂漠道路の建設では現地の余剰労働力の就業を促し、技術を伝授し、新疆南部の貧困脱却に協力した。


 この新疆ウイグル自治区且末県から砂漠を横断し尉犁県につながる道路の全長は330キロ以上で、輪台―民豊砂漠道路、阿和道路に続くタクラマカン砂漠を横断する道路だ。現在はすでに砂漠に向かい100キロ以上も進んでいる。道路竣工後、砂漠の南部に接する且末県からウルムチまでの移動距離を大幅に短縮し、古くから砂漠で隔てられていた新疆南部・北部を結ぶ新たなルートになる。

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