全国で最も深い海底トンネルが貫通

　青島地下鉄1号線海底トンネルの施工現場で6日午前10時、最後の砲音と共に海底80メートルから朗報が伝わった。中国中鉄三局などが担当する青島地下鉄1号線海底トンネルが順調に、全面的に貫通した。これは国内で最も深い海底トンネル、最も長い地下鉄海底トンネルの順調な貫通を意味し、青島地下鉄1号線全線の予定通りの竣工に向け基礎を固めた。

　青島地下鉄1号線は全長59.97キロを予定。海底トンネルの全長は8.1キロで、うち海洋区間は約3.49キロ。海洋区間には2本のメイントンネルを設置。トンネル間の距離は150メートル以上離れており、高低差は10メートル以内。海底部分は最も深い所で地下88メートル・水深40メートル余りに達する。トンネルの頂上から海底までの距離は33−39メートル。

　計画によると、地下鉄1号線の工期は約33カ月で、投資額は14億元を予定。全線に地下鉄駅を40駅、車両駅を2駅、停車場を1つ、制御センターを1つ、メイン変電所を1基設置する。国内初の海洋横断地下鉄である、青島地下越1号線の海洋区間の施工が注目されている。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2018年11月7日