貴州省丹寨県興仁鎮で14日、楊成さんは組み立てたばかりの芦笙(竹製の管楽器)の音色を試した。ミャオ族の旧暦の新年が迫っているが、楊一家の親子孫の3世代は共に、ミャオ族の新年の芦笙祭りに向け芦笙作りに勤しんでいる。
貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州丹寨県は、「ミャオ族芒筒芦笙の里」とされ、芒筒芦笙作りの長い歴史を持つ。芒筒芦笙を作るには数十の工程を踏まえる必要がある。職人はさまざまな道具を使い、材料を選び、竹の部品を作り組み立て、音を整えるといった工程を踏まえる。8本の芒筒芦笙を作るのにかかる時間は20日弱。
芒筒芦笙製作技術は2006年5月に第1期国家級無形文化遺産リストに、ミャオ族芒筒芦笙は2008年6月に第2期無形文化遺産リストに登録された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月15日