「地坑院」は「地下の四合院」とも呼ばれる、河南省西部の山間部にある「平地に穴を掘り、四方を住居とする」独特な住宅で、人類の穴居文明の生きた化石と呼ばれている。地坑院建設技術はすでに、国家級無形文化遺産リストに登録されている。
河南省三門峡市陝州区には1万弱の地坑院が残されている。現地政府は近年、そのうち100以上の修復工事を行い、かつ地坑院観光エリアの開発に力を入れている。22の地坑院による「民俗園」「小吃街百味巷」「古街百芸苑」など独自色ある農村観光スポットを建設している。