写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |19. 12. 2018

震災から蘇った綿陽市の村、チャン族の特色あふれる文化で富を築く

タグ: 綿陽市 震災 文化 チャン族


 

 四川省綿陽市平武県平通鎮牛飛村は、自然景観が美しい四川盆地北西部に位置する。人口の95%以上をチャン族が占めており、「平武チャン郷第一寨」と呼ばれている。村の入口から遠くを眺めると、古めかしいチャン族の家屋が山腹に見え隠れする。2008年の汶川地震は牛飛村に壊滅的な被害をもたらした。今や災害から蘇った牛飛村は新たな活力を放っている。汶川地震後に建設された牛飛村チャン繍文化観光産業園は、現地の村人が富を築くためのプロジェクトになっている。


 チャン族の沈艶燕さんは平武県チャン繍無形文化遺産伝承者であり、幼い頃から祖母に従いチャン繍の技術を学んでいた。1999年に綿陽市の軍需工場から退職すると葬儀屋で働き、それから家事サービス企業を設立した。チャン繍と縁を結んだのは、2008年の汶川地震後だ。


 震災後、チャン族の村で伝わる古いチャン族文化が重傷を受けた。沈さんはより多くの人を集めチャン族文化を伝承することを夢見た。彼女は率先してチャン族の伝統衣装を着用し、毎日村の各世帯をめぐり女性をテントや建物に集め、チャン繍や工芸品の作り方を伝授した。チャン繍の広い伝承により、チャン族の村の文化を徐々に取り戻した。


 走馬チャン寨では、刺繍だけでなくお針子文化も商品だ。彼女たちは刺繍が巧みで、さらに豚を飼い民宿を開く。走馬チャン寨の女性たちは外に出なくても就業でき、仕事と家事を両立できる。

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   >