天壇は北京城の南、東城区永定門内大街の東側に位置する、明・清朝の皇帝が祭祀を行った重要な場所だ。天壇の建設は明・永楽18年に始まり、明・清朝の修繕と拡張工事により、清・乾隆年間に竣工した。敷地面積は273ヘクタール。92軒の古い建築物がある。中国、そして世界的に見ても現存する最大規模の、最も形状と構造の整った古代祭天建築群だ。
ここならば、皇帝は朝の政務を処理する必要がなく、愚昧で無能と批判されることもなかった。ここは明・清朝の皇帝が祭祀を行った場所、世界文化遺産の天壇だ。