劉傑さんが10日、浙江省竜泉市蘭巨郷大汪村の工房「在山堂」で、焼き物に釉薬を塗った。この釉薬も彼が自ら山に入り集めた材料で作ったものだ。
1985年生まれの劉さんは若くして有名になった竜泉青磁の職人だ。2016年に自分の青磁工房を閉め、妻や子供と共に竜泉市の南の郊外の山にこもって窯を作り、古い陶芸の手法を研究した。
泥をこね、釉薬を塗り形を整え、模様を刻み窯に入れて焼く。劉さんはそのすべてを自力で行い、宋の最も伝統的な技術を追い求めている。彼の窯は1年に4、5回使用されている。焼き上げる際には十数時間に渡り絶えず薪を入れ、さらに2日間の自然冷却により、薪を使ったぬくもりが感じられる色が出る。「古代に学び、模索を続けたい」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月11日