世園会植物館で、珍しい植物を観賞

 

2019年中国北京世界園芸博覧会（世園会）が、4月29日から10月7日にかけて北京市延慶区で開催される。植物館は世園会の4大中心メインパビリオンの一つだ。建築面積は約1万平方メートルで、「隆起する地平線」を設計理念とする。建築物の表面は植物の根からインスピレーションを得ており、大きく垂れ下がる根が下に広がる。植物が地下に隠す力強い生命力を分かりやすく来館者に伝える。

植物館は3階建て。1階は熱帯植物の温室で、敷地面積は約3000平方メートル。600種以上の貴重な植物を集める。マングローブ、熱帯雨林、シダ植物、シュロ、多肉植物、食虫植物、蘚苔植物などにより、植物王国の多様性と植物の生存及び環境適応の知恵を示す。5大展示エリアと12のスポットを設置。

2階はグリーン多機能報告ホールだ。会期中にはマングローブ、植物科学絵などをテーマとする展示が行われる。1階から展示ホール東側の垂直交通ルートを使い2・3階に上がると、マングローブの美しい樹冠を見下ろすことができる。