中国人写真家の世界紀行(16)中アフリカの大草原の真珠･動物天国ケニア

 

 

　ケニアはアフリカ東部に位置し、中部を赤道が貫き、南北をアフリカ大地溝帯が貫く。東はソマリア、南はタンザニア、西はウガンダ、北はエチオピア、南スーダンと国境を接している。南東はインド洋を望み、海岸線の長さは536キロ。国土面積のうち可耕地は18％で、その他は牧畜業に適している。

 

　全国が熱帯モンスーン地区に位置するが、標高がやや高いことからサバンナ気候で、季節によって降水量が大きく異なる。通年の最高気温は22−26度、最低気温は10−14度。

 

　ケニアは人類発祥地の一つで、国内では約250万年前の人類の頭蓋骨の化石が出土している。7世紀になるとアフリカ南東の沿岸部で商業都市が形成され、アラビア人が商売と定住を開始した。