動画配信の大食い女王：チャンピオンを目指して

 

初めてminiさんを見れば、大食い女王だとはまったく思わないだろう。身長1メートル71センチで体重は50キロを上回ったことがない。美しい輪郭、魅力的なえくぼからは、彼女があれほど大食いであるとは想像できない。この一食の量は、私たち一般人の数週間分に相当する。このギャップのためか、彼女は多くのフォロワーを手にしている。

miniさんの食への欲求は尋常でなく、物心ついたころから大食い女だった。近くに食べ物があれば、思わず食べ続けてしまう。彼女が最も好んで見るのは料理番組で、番組の司会になりたいと何度も考えたことがある。成長に伴い、彼女は「軌道」から外れていったようだ。

2017年夏に卒業したばかりのminiさんは、ライブストリーミングメディアの大食い競争を目にし、試してみようと思い人生初の動画配信を行った。カップ麺を12個、おかゆを1碗食べた。その頃はカメラ映りを知らず、どこを向いたら良いかも分からず、ひたすら食べ続けた。

こうしてわけも分からず決勝戦への招待を手にした。彼女は一度にエビ餃子を蒸籠で43個分食べ、大食い王になった。こうして彼女は食べる動画を配信する人生を始めた。

月収は5桁台、食べて稼ぐ

彼女が食べる動画は全体的にカットがなく、食べる音が続く。食べ終えても物足りなさそうな様子がファンを魅了する。

miniさんは多くの人と異なり、毎日三食をたくさん食べなければならない。驚くべき量だが、どれほど食べても太らない不思議な体質を持っており、同業者から非常に羨ましがられている。ある同業者はminiさんと3カ月働き、15キロも太った。「これは私の才能でしょう」