中国航空会社11社、ボーイングに賠償請求

山東航空の運行停止中の737MAX、山東省の青島流亭国際空港で駐機中（3月31日撮影）。

　中国東方航空、中国国際航空、中国南方航空、厦門航空がボーイング社に賠償請求を行ったことに続き、山東航空、深セン航空、昆明航空、海南航空、福州航空、祥鵬航空、奥凱航空の7社が23日、ボーイング737MAXの運航停止及び納入の遅れによる損失について賠償請求を行ったことを確認した。中国新聞社が伝えた。

　本記事掲載まで、737MAXの運行停止で影響を受ける中国航空12社のうち、九元航空を除く11社が賠償請求を行っている。

　ライオン・エアとエチオピア航空の737MAXが2018、19年に墜落した。中国民用航空局は今年3月11日、中国民間航空の飛行安全を確保するため、中国運輸航空会社ｎ737MAXの商業運航を停止すると発表した。

　統計データによると、中国の同機種・96機が運航停止の影響を受けており、保有する航空機全体の4％を占めている。うち中国国際航空は15機、中国南方航空は24機、中国東方航空は14機、海南航空は11機、厦門航空は10機、深セン航空は5機、山東航空は7機、祥鵬航空は3機、奥凱航空は2機、福州航空は2機、昆明航空は2機、九元航空は1機。