陶磁器の瓶からワインを汲み、来客に両手で手渡す。チベット族の農家が来客に青稞酒を注ぐように。これは西蔵(チベット)自治区昌都市芒康県ナシ民族郷のおもてなしだ。ワインは現地の特産品で、ほぼ全世帯で作られている。伝統的な自然発酵方法が採用されている。現地の人々のワイン醸造の歴史は、19世紀まで遡ることができる。芒康県はワインを重点産業として支援しており、1万ムーのワイン基地を建設している。現地の人々のワイン栽培の積極性を高め、人々の重要な資金源にしている。