写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |27. 06. 2019

砂漠のオアシスを守る英雄たち

タグ: 新疆 タリム 砂漠 消火 森林

 

(图片故事)(1)守护沙漠英雄树


 6月の新疆タリム盆地の地表温度は摂氏45度以上に達し、空気が非常に乾燥している。新疆ウイグル自治区ロプノール県ロプノール湿地公園内で、オレンジ色の消防服を着た隊員がコヨウ林の中を歩いていた。彼らは消火訓練により、高温環境下で起きやすい森林火災に備えようとしていた。


 ロプノール県国有林管理局の責任者はすべての隊員に対して、規定とフローに厳しく従った操作を求めている。「県の森林保護隊員は175人で、うち40人でこの消防隊を作っている」と話した。ロプノール県は新疆タリム川の中・下流に位置し、県内に分布するコヨウ林の面積は約80万ムー。毎年の冬と春はコヨウ林の防火の重要時期だ。「ここ数日、県内は高温が続いている。タリム川の生態送水はまだここに届いておらず、乾燥し森林火災が発生しやすくなっている」この状況に対応するため、猛暑日に隊員にコヨウ林で訓練を行わせることになった。


 このロプノール県で活躍する消防隊は十数年前に結成された。隊員は優秀な森林保護隊員の中から選ばれており、年齢は30歳前後。知識水準と身体能力が高い。隊員は通常、主に森林管理・保護活動に従事している。彼らが管理・保護するのは東西約520キロ、南北約240キロの範囲内。消防隊は1年を通じ専門的な消火訓練を2回行い、毎月さらに別の消火訓練を行う。荒れ地の植物・コヨウ林がタリム川両岸に広く分布していることから、タリム川周辺のタクラマカン砂漠の拡大を防いでいる。コヨウ林の保護に力を入れる消防隊はオアシスの「守護神」であり、砂漠の英雄だ。

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   >