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japanese.china.org.cn |29. 07. 2019

ゴミの山と戦うプログラマー

タグ: ゴミ 焼却炉 AI 技術 作業員

 

 アリババのクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」のプログラマーである張茂霊さんは、データともう5年も付き合っている。彼は今回、ゴミ焼却場のためにアルゴリズムを作った。AIにより摂氏1000度のゴミ焼却場を管理するのだ。


 張さんと同僚は3カ月かけて、操作に熟練した100人以上の作業員の経験を整理し、数理モデルを作った。これはリアルタイムの計算と分析が可能で、ゴミ焼却後の蒸気の変化曲線を予想し、最良の燃料操作を推薦する。AIアシスト後、焼却炉の安定性が23%向上した。


 張さんは焼却炉の仕事を肉体労働と思い、これほど技術力が必要とは想像もしなかった。経験豊富な作業員は100以上のデータを目にし、経験に基づき燃料を入れ、風を送り込む。エンジニアたちは最初、この勢いに圧倒された。


 ゴミ分別は難しいが、焼却炉のベテラン人員が不足している。この業界では十年ほどの経験が必要になる。張さんは「アルゴリズムは経験の伝承という問題を解消した。若い作業員もベテランの感覚を手にすることができる」と話した。


 プログラミングのように経験を複製できれば、人類がゴミの戦いに勝利する可能性が上がる。張さんは「数トンのロボットアームを操作する作業員の負担が減ったのを見ると、やってよかったと感じる」と述べた。

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